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T教授はこれまで様々な鞄を使ってきた。 しかし、 普段身近で使用する書類鞄に関しては どうしても満足できるものがなかった。 そこで、 暇を見てはいくつかの鞄屋を見てまわったが これはというものを見つけることができなかった。 ある時、ふとした偶然から友人の紹介で この道30年以上の鞄職人のKさんと出会うことになる。 それが切っ掛けで とうとう自分だけのオリジナル鞄を作ってしまった。 |
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【T教授のオリジナル鞄:製作経過レポート】 |
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@どんな鞄が欲しかったのか? |
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T教授は仕事柄沢山の文献や書類を入れる。 さらにノートパソコンを持ち歩かなくてはならないこともある。 かなりの収納力が必要だった。 普段の通勤は車なので 鞄を持ち歩くことはそれ程多くはないが それ以外の移動時や出張の時には行動的な方が良いので 取り外し可能なショルダーストラップ付きで肩から提げることも考慮した。 |
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A次にどんなデザインを選んだか? |
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鞄には大きく分けて4つのタイプがある。 |
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で結局 T教授が自分に一番相応しい鞄のタイプとして選んだのは 最終的に口枠型タイプだった。 若かった頃は似合わないと思っていたようだが 教授と呼ばれるようになり、多少貫禄も出てきたせいか (ミドルエージになったと言うだけのことだが・・・) 直感的に、これから愛用するのはこのタイプだと思ったらしい。 そのフォルムは実に官能的で 他の鞄にはない鞄本来の魅力があると感じたと云う。 |
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最近は軽量なナイロン製の鞄が圧倒的に多いが、 T教授は最初から皮革に決めていた。 何故なら、使っているうちに愛着心が違ってくるということを 経験的に知っていたからだ。 また「鞄」とは「革」で「包む」と書く、 T教授はいかにも考古学者らしく、その伝統を守りたいと考えていたようだ。 |
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そして、T教授が最終的に選択した皮革は 業界では通称で水シボと呼ばれるタイプのものだった。 LVでお馴染みのブランドがエピシリーズで使用されているタイプだ。 何故か、その皮革で口枠型タイプの鞄を作ると カッコイイのではと直感的に思えたという。 他にもこれはイイと思える皮革は沢山あって目移りしたようだがが まず最初の鞄は、この皮革にしようと決めたという。 皮革屋さんが会場に飾ってあったその皮革の片隅をその場でカットし、 皮革のサンプルとしてT教授に渡してくれた。 彼は今でもその革切れを記念として大事にしている。 翌週、鞄工房にT教授が選定した皮革が届いた。 それは牛一頭分で、その面影を残す形をしていた。 どこで生まれどのように育った牛であるかは知る由もないが 自分の鞄になってくれることを感謝すると共に ずっと大事にしてあげようと、T教授は心の中で誓ったという。 |
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鞄職人のKさんから、 口枠型タイプのサンプルを数本を見せてもらった。 T教授はその中から基本となるモデルを一本選び それを基に、自分の希望のサイズ、錠前、内装の裏地の選定や、 ポケットやショルダーストラップの仕様等の要望を細かく伝えた。 また、ちょっとした新提案もお願いした(実はこれが面白いのですが・・)。 Kさんは一切メモも取らず、すべて頭に入れたようで 「あとは任せてください」と一言笑顔で言ったと云う。 |
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<補講授業2>
鞄の使い方を研究してみたい方は こちらを参考書籍としてください。 ←『驚異の鞄活用術』 太田垣博嗣著(すばる舎)1500円 |
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